こんにちは。弥生の福岡です。

お仕事で公共交通機関をよく利用される方は毎日の交通費の精算(記録)はどのようにされていらっしゃいますか。本業が忙しいのでついつい溜めがち…。スケジュール帳を見ながら訪問先を思いだし、利用した交通機関をインターネットで検索して運賃を調べ、やっと紙やExcelシートへの入力されている方が多いのではないでしょうか。経費精算は単純な作業ではありますが、中には移動時間を優先したために検索した経路と違っていたり、通勤定期区間を除外しなければいけなかったりと、意外と時間と労力を費やして苦労されることもあるようですね。

交通機関を利用した明細が自動で取込みできたらとても便利ですよね。
今回は、交通系ICカードの利用明細をスマートフォンで読み取って、簡単に経費精算を行うサービスをご紹介します。
経費精算サービス「Staple (ステイプル)」を利用すると、交通系ICカードの利用明細をスマートフォン等で読み取り、クラウドに自動連携されます。また、連動する会計ソフトを利用している場合はデータを自動取込することもできます。
ここでは、弥生のデスクトップ版やクラウド型の会計ソフトにデータを転送するための経費精算サービス「Staple for 弥生」を利用する手順を例に説明します。


【今回の利用環境】
●ICカードを読み取る端末
NFC対応のAndroid端末が必要です。USBカードリーダー端末などを用意する必要はありません。お使いの端末がNFC対応かどうかは、メーカーのホームページなどでご確認ください。

●交通系ICカード
今回は、西日本鉄道(西鉄)系列発行の交通系ICカード「nimoca」を利用します。


【利用手順】
まず、Android端末に「Stapleリーダー」というアプリをインストールします。

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「Stapleリーダー」は交通履歴をカードから読み込む専用アプリ。
GooglePlayからインストールすることができます。

スマートフォンのNFC機能をONにします。(AndroidのVersionにより異なる)
・Android 4.2~5.1 :「設定」-「無線とネットワーク その他」-「NFC/おサイフケータイ設定」-「Reader/Writer,P2P」をON
・Android 6.0~ :「設定」-「無線とネットワーク もっと見る」-「NFC」をON

次に「Stapleリーダー」アプリを起動し、ICカードをかざします。
「カード登録」をタップして、弥生IDとICカードを紐づけするためのQRコードやユニークコードを表示します。


画像2-3合体

カード登録は、StapleアプリまたはPCブラウザを使って登録します。
スマホで行う場合は、「Staple for 弥生」のアプリをダウンロードします。
PCブラウザで行う場合は、弥生の「スマート取引取込」から「Staple for 弥生」のサイトを表示します。

ここでは、PCブラウザを使用します。
WEBブラウザから「Staple for 弥生」にログインします。

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メニューのStapleリーダーを選択し、カードIDを入力します。

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登録した「ICカード」の「利用履歴」をクリックして、計上する明細にチェックを付けます。

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ICカードに保存できる利用履歴は直近20件までですが、移動時間のちょっとした合間にでもICカードを「Stapleリーダー」にかざしておくと、新しい利用履歴がクラウドに追加されます。


あとは、精算する利用履歴にチェックを付けて、申請⇒承認することにより、弥生会計へ会計データとして送信することができます。
設定手順の詳細は「Staple for 弥生」の公式サイトに記載しています。

複数の従業員が経費精算を行う場合は、「Staple for 弥生」の「チーム設定」で従業員をチームのメンバーとして招待すると、自分のICカードの読み取りや経費の申請が行えるようになります。(チームに登録できるアカウント数に制限はありません)


いかがだったでしょうか?
少しでも「経費精算を楽にしたい」とお考えの方はぜひ検討してみください。